先日、「腰痛」を抱えている知人を、久しぶりに街で見かけました。
日頃から、「腰痛」を緩和させるために、ウォーキングをして、体重を落とすように努められている方です。
しかし、「腰痛」の具合が悪化しているようでした。
歩き方が、明らかに、腰をかばっていたからです。
確かに、体重を減らせば、理屈では、腰への負担は減るでしょう。
しかし、体重の重さが「腰痛」の原因ではないのは、誰しも分かっていることです。
それなのに、何故か、人は、真正面から「腰痛」を改善させるような判断をしないのです。
医学的にできることは、今も、これからも、薬物療法か外科的手術です。
せっかく、医学的検査をされて、今すぐに、外科的処置をされなくて済んでいるならば、まだ、時間的猶予がある状態の「腰痛」であるとは考えませんか?
薬物療法も外科的手術も、当事者は受け身の療法であることに氣づきましょう。
もしあなたが、能動的に、積極的に、ご自身でリハビリをするとなると、この猶予期間を活かすことができるでしょう。
なぜなら、みんなに効く治療というのは、あくまでも、してもらう方法であるというのが前提だか
「腰痛」診察後、言われる決まり文句に、「体重を落とすことで、腰への負担を減らしましょう」。
しかし、現実に起きている事実を直視しましょう。
確かに、「腰が痛い」とそんなことも忘れてしまい、ついつい、言われたことを鵜呑みにしてしまうでしょう。
事実は、
痩せている人でも、いくらでも「腰痛」の人がいます。
ですから、腰のために、ウォーキングなどしても、腰以外のメリットはありますが、「腰痛」のままです。
理屈では、重さが軽くなれば、腰への圧迫が減らせるでしょう。
サイエンス偏重主義思考では、緩和できる「腰痛」も、人災のため、慢性化してしまいます。
まずは、事実に基づいて考えましょう。
体重を減らすには、継続的に動き続ける運動をすればいいということが、認知されています。
そう報道されているからでしょう、「ラジオ体操しても、ちっとも、体重、減りやしない」「トランポリンしてれば、この腹、凹む?」などと言える。
まだまだ、目的に適した運動をしないと、望む結果が得られないということが認知されるには、時間が掛かるようです。
確かに、健康のために、カロリーを動くことで消費させることは大切です。
どのようにして動くか
によって、結果は違ってきます。
現状を観察していますと、どうも、運動しさえすれば、体重は減るし、お腹も凹むという理解になってしまっています。
どのようにして、ラジオ体操をするかまでは、思考が及ばないようです。
減量のため、腹を凹ますために、ラジオ体操をしているなら、手足からではなく、腹から動き始めることを、動きを止めずに動き続ける意識をもってすることが必須です。
コンディショニング・ゴルフ · 2021/06/15
確かに、下腹には骨がないので、ガードするものがない分、下腹がたるみ、出てしまいがちです。
それでも、足で歩かず、
肚で歩く
ことをしていれば、お腹は引き締まります。
歩きにはスピードがありません。
そのため、どうしても、足首や膝関節を基点にして、足や下腿でリードして歩いてしまいがちです。
これでは、到底、腹筋は使われず、腹が引き締まることなど不可能です。
しかし、意識して、肚から下を動かす歩きをしていれば、腹が刺激されるので、腹筋を使った歩きとなるのです。
その分、下腹のたるみが抑えられるのです。
人間、歩く動物です。
歩き方を考えれば、かなり、みんなとは違った結果となります。
筋肉量を増やせば、理屈では、基礎代謝量が、自然と増えるため、痩せやすくはなります。
基礎代謝、つまり、生きているのに消費するカロリーです。
だから、ダイエットのために、筋肉をつけましょうということになっています。
でも、単純明快さが求められている時代だから、このような情報発信になっているということを意識しましょう。
事実は、実際に起きていることです。
事実は、理屈通りには、起きていないのです。
既に痩せているマラソンランナーが、筋肉をつけると、痩せていくのでしょうか?
テレビ、ラジオ、ネット、新聞などの情報は、前提が、不特定多数へのものです。
多数の人たちの動向、習性を基準にしているのです。
この場合、運動をしていない人たちが、多数です。
ですから、みんなは運動をしていないから、「筋肉をつけましょう」という論理での報道となっているだけです。
体重や体脂肪は、複雑な要素が絡み合って成り立っています。
決して、筋肉量という要素だけでは、決まるものではありません。
『ドリブルをしているイメージで走れば、下腹から動くジョギング』をしていることとなり、腸がシェイクされるので、便通が激変します。
便秘ではなくとも、便通の違いを実感するようになります。
人は、走る動作というものは、足脚で走るという固定観念があります。
一度、走る前に、考えましょう。
足脚を動かさずに、腹から前へ倒れてみましょう。
それに連動して脚が動かされるのを知るでしょう。
そして、その腹からの走りと、足からの走りとを体験比較しましょう。
腹から動くジョギングを心がければ、翌日には、心地良い腹筋痛を体感するでしょう。
健康のためにと、「1日1万歩運動」が推奨されています。
でも、これは、あくまでも、国民全体に対しての話です。
日ごろ、適度に運動をされたり、通勤で歩かれている方には、この程度の運動では、体質は改善されません。
身体を動かす人と、動かさない人では、圧倒的に、運動不足の人が多いのです。
ですから、不特定多数向けの情報かどうかを吟味する必要があります。
「1日1万歩運動」は、運動習慣がない人向けの情報
です。
圧倒的多数の、運動習慣がない人が、少しでも運動してもらったほうが、国民全体の健康は、プラスに働くのです。
運動習慣がある人は、一般に公開されているような情報では、今あるコンディションは改善しません。
『足首を動かさないで歩行』
をすることで、エネルギー消費率がアップします。
『椅子を押す歩行』を、足首でしてみましょう。
それほど違和感がないと思います。
次に、足首不動を意識して、歩行をしてみましょう。
違う感覚の歩行と感じるでしょう。
この違和感が強ければ強いほど、それだけ、普段、足首歩行をしている証拠です。
足先だけしか動かしていない歩行では、全身運動をしていないため、エネルギーをあまり消費していません。
それを、意識して、足首を動かさないようにすることで、足首以外を動かす歩行となり、エネルギー消費をアップさせます。
フィットネスクラブなどに設置されている、ウォーキングやジョギングするためのマシン、トレッドミルは、大変、普及しています。
あまりにも普及しているため、外での運動と同じことと錯覚してしまっているようです。
トレッドミルは、あくまでも、マシンのベルトが動いている
のであって、人が動いているわけではない。
つまり、人力ではなく、他力の運動なのです。
それでは、実生活に役立つ、本当の体力が養えないのです。
そのため、トレッドミルで鍛えている人は、外でのレースでは、思うような走りができません。
もっとも、マラソン選手など、マシン上で、トレーニングなどしていません。
研究者のために、その時だけ、トレッドミルで走るくらいです。
発汗はするため、運動した気分にはなります。
しかし、人力運動ではないため、トレッドミルに慣れるほど、地面へ作用させない効率的な運動をしてしまうため、実際の消費カロリーは、高くはなりません。
結果、最初だけダイエットされるだけで終わってしまうのです。
どうせしているなら、外で、同じことをされたほうが、効果的です。
コンディショニング・ゴルフ · 2020/05/16
一般には、お腹に付着している贅肉をカットするには、
低脂肪ダイエット、
脱炭水化物ダイエット、
有酸素運動、
腹筋運動
という理屈になっています。
このような生活習慣とは無縁で、わたくしは、体脂肪率8%、体重50kgになってしまっています。
その違いは、
『フロント・ランジ動作による、超スロー・ジョギング』
を、気が向いたときにすることです。
これをすることで、同時に、腹筋運動にもなります。
世間では、足脚を動かして、歩き、走る動作をしています。
そのため、足脚が体幹下で空回りしてしまっています。
フロント・ランジの動作は、身体全体を動かしつつ、足脚を前へ踏み出す動作です。
その結果、脚が、股関節からではなく、体幹から動かすこととなり、足脚が胴体と連結して動くため、腹筋運動を歩行中や走行中に繰り返すこととなります。
健康的な体重の人を観ていると、ナチュラルな生活習慣をしています。
決して、厳格なダイエットはしていないものです。